2021-07-08
DOM PÉRIGNON

ドン ペリニヨンの“第二の生命”「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2003 プレニチュード 2」2021年7月上旬、全国の主要百貨店等にて順次販売

ドン ペリニヨンより「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2003 プレニチュード 2」を、2021年7月上旬より全国の主要百貨店等で順次発売いたします。

17年の熟成期間の中、酵母のエネルギーがワインに移行する神秘的な生命の移ろいを経て、ドン ペリニヨンは本質的で輝かしい生命力の頂点へと変容します。間隔を置いて起こるこの変容は“プレニチュード”と呼ばれます。一つの“プレニチュード”から次の“プレニチュード”に至るまでの時間こそが、ドン ペリニヨンを新たな高みへと引き上げます。この熟成過程で高まる自然エネルギーの凝縮はあらゆる次元にわたってさらなる拡がりを見せ、さらに広く、さらに深く、さらに長く、さらに力強く ― そして、新たな高みへ昇りつめ、未知の次元に到達します。これがドン ペリニヨンの”第二の生命”、プレニチュード 2です。

気候変動と大胆かつクリエイティブな行動が実現した唯一無二の個性溢れるヴィンテージ

2003年はシャンパーニュ地方にとって永遠に記憶に刻まれる年であり、今までの常識が大きく変わった、前例のない年でした。1980年代後半から観測されてきた気候変動の影響は、2003年には容赦ないほどに明らかなものとなり、人々の注目を集めました。春は厳しい寒気に襲われ、コート・デ・ブランにおけるシャルドネ種の収穫量の70%が失われました。さらに8月には、依然として人々の記憶に残るほどの酷暑が襲い、1822年以来最も早い時期の収穫を強いられました。葡萄の収穫は急遽8月21日に開始されましたが、収穫された葡萄は驚くことに完全に熟した良質なものでした。2010年や極端かつ変則的な環境下で生まれた他の全てのヴィンテージと同様に、ヴィンテージ 2003もまた、リスクを取りながらも自然と共にリズムを刻むメゾンの方向性を示すものとなりました。

“試練を恐れずに挑む”ドン ペリニヨンの精神と成功

ドン ペリニヨンは、厳しい気候変動の影響があった2003年にヴィンテージを発表した、数少ないメゾンの一つです。その背景にはシャンパーニュ地方の自然と歩調を合わせ、気候変動の影響を受け入れたことにありました。長い歴史の中で初めて、果汁を圧搾により酸化させ濃い色味にし、強烈なタンニンの風味を軽やかにさせました。さらにアッサンブラージュの過程において、ピノ・ノワールをこれまでにない割合で増やし、シャンパーニュよりもブルゴーニュの特徴が強いシャルドネとのバランスを調整しました。この前向きな選択と挑戦により、ドン ペリニヨンは、葡萄栽培および葡萄醸造学の実践において、構造的な変化に長期的に対応していくことが可能となったのです。こうして完成したヴィンテージは“挑戦を恐れずに挑む”ドン ペリニヨンの精神をまさしく体現しています。

ドン ペリニヨンのワインはプレニチュードごとにまったく違う姿を現します。その変容はワインをとらえる確かな目と、最高のワイン造りのための果敢な挑戦であり、その全権を握るのはシェフ・ド・カーヴ(醸造最高責任者)にほかなりません。

<ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2003 プレニチュード 2 商品概要>

◆名称:ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2003 プレニチュード 2 / Dom Pérignon Vintage 2003 Plénitude 2

◆度数:12.5度

◆容量:750ml

◆希望小売価格:56,800円(税抜)

◆販売:全国業務店、及び全国主要百貨店にて2021年7月上旬より順次販売開始

◆収穫:乾燥した厳しい冬を超えた後、4月初旬に降りた霜はブドウ畑に大きな損害を与えました。そして5月には記録的な高気温となり、53年ぶりの酷暑を経験しました。残ったわずかなブドウが熟すと、シャンパーニュ地方の歴史において1822年以来最も早い時期、8月21日に収穫が始まりました。この年の極めて対照的な天候によってブドウは見事な奥行きと濃度を誇る果実に成長し、伝説的な1947年、1959年、1976年のヴィンテージを彷彿させる出来上がりとなりました。

​◆香り:ブーケは螺旋を描くように変化をしていきます。はじめはライムツリーの華やかな柔らかさとドン ペリニヨンを特徴づける香ばしい、燻製のようなミネラル感が包み込みます。そしてドライアプリコットの香りに続き、ラズベリーとイチジクの砂糖漬けの香りが押し寄せます。レモンバーベナ、ホワイトペッパー、ローズマリーの爽やかな香りが立ち昇り、リコリスのスパイシーな香りを感じさせせます。

​◆味わい:舌触りと力強さが楽しめる、肉感的なワインです。豊満でしっかりとした味わいが波のようにリズミカルに押し寄せます。包み込むように広がったのち、奥深いダークな味わいへと変化します。最後にヨードが感じられるビターな余韻がゆったりと続きます。

公式ウェブサイト: domperignon.com

Facebook: facebook.com/domperignon

Instagram: Instagram.com/domperignonofficial

2025-05-09
DOM PÉRIGNON

ドン ペリニヨン 醸造最高責任者 ヴァンサン・シャプロン 来日 ~「Dom Pérignon Society」日本での新たな展開~ 庄司夏子シェフがドン ペリニヨン ソサエティ メンバーに加入

MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社(東京都千代田区神田神保町)が取り扱うプレステージ シャンパーニュブランド ドン ペリニヨンは、ヴァンサン・シャプロン醸造最高責任者が来日、日本に おける「Dom Pérignon Society(ドン ペリニヨン ソサエティ)」の活動において更なる展望を発表。

「Dom Pérignon Society(ドン ペリニヨン ソサエティ)」は、ドン ペリニヨンの醸造最高責任者であるヴァンサン・シャプロンを中心に、130人のガストロノミー・シェフとソムリエが集う世界規模の コミュニティです。20年前にイタリアで発足、相互に高め合い感動的な体験を共有することを原則・ 原動力としています。醸造最高責任者ヴァンサン・シャプロン曰く「美食の芸術と高級ワインは 常に密接に結びついており、シェフやソムリエとともに、知識を分かち合い協力し合うことで、ガストロノミーへの深い理解を育むことができる」。ドン ペリニヨン・ソサエティは、世界的に 著名なシェフやソムリエとのつながりを深め、創造と発信の意欲的なプロジェクトを通して、ガストロノミーの未来に貢献することを目標としています。ドン ペリニヨン ソサエティのメンバーは ヴァンサン・シャプロンとともに、ドン ぺリニヨンの夫々のヴィンテージが包含する多面的な要素を独自のクリエイションを通し明らかにしていきます。

日本における「Dom Pérignon Society(ドン ペリニヨン ソサエティ)」の展開
庄司夏子シェフが新メンバーに迎えて

日本の美食シーンにおいて、ドン ペリニヨンがより多くの才能あるシェフやソムリエとともに新たな価値を創造していくことを目指し、新たな感覚を呼び覚ますユニークな体験を生み出すことを使命として、その活動意義を高めてまいります。このソサエティの日本のメンバーである、2025年ミシュラン 三ツ星「菊乃井」村田 吉弘氏、2025年ミシュラン 二ツ星「NARISAWA」成澤 由浩氏、「鮨 さいとう」斎藤 孝司氏、2025年ミシュラン 二ツ星「La Cime ラ・シーム」高田 裕介氏に 続き、今回新たに東京・ 代々木上原のレストラン「été(エテ)」のオーナーシェフ庄司夏子氏を次のような共通の価値観に コミットする才能として「ドン ペリニヨン ソサエティ」へ迎えました。

  • クラフツマンシップの具現化:ドン ペリニヨンを定義する芸術性と洗練された精神を体現している。レストランétéの革新的な創作は、揺るぎないクラフツマンシップ、精度、卓越性の追求によるものであり、これらはドン ペリニヨンの価値観と共鳴します。
  • 先駆的なイノベーション:アジアのベスト女性シェフ賞を日本人女性として初めて受賞するなど、庄司氏の画期的な業績は、常に限界を押し広げ、可能性を再定義するというドン ペリニヨンの精神、シャンパン造りにおけるブランドの革新性を反映するものです。
  • 稀少性とプレステージ性:ラグジュアリー、卓越、洗練を極めた唯一無二の親密な体験を提供します。
  • 文化的リーダーシップ:庄司氏の影響力は料理の世界を超えて広がり、食とファッションの領域を融合、ライフスタイルやカルチャーシーンをインスパイアする存在です。
  • 完璧なハーモニー(調和)の探求:料理の味わいはもちろん、プレゼンテーション、テクニックなどあらゆる側面における完璧な調和の探求は、最高水準の品質、芸術性、そして時代を超越する魅力とともに、常に革新を追い求めるドン ペリニヨンの使命と一致します。

今後「ドン ペリニヨン ソサエティ」は、特別なコラボレーションディナーやワークショップ、限定 イベントなどを通じ、ファインダイニングにおける才能溢れるシェフやソムリエとの関係をより深め、共に進化し続ける取り組みを強化してまいります。通常では見つけるのが困難なドン ペリニヨンのバックヴィンテージを、ドン ペリニヨン ソサエティのレストランで創造的なお料理とともに楽しむことが できます。※提供内容はレストランによって異なりますので、詳細は各レストランにお問い合わせください。

■ドン ペリニヨン 醸造最高責任者 ヴァンサン・シャプロンのコメント
「ドン ペリニヨンと洗練された美食は、互いにインスピレーションを与え合い、高め合う関係です。庄司夏子シェフとは2年前からご一緒していますが、ドン ペリニョンへの愛があり、唯一無二の個性が あり、芸術性があり、クリエイティビティがあり、それでいてとても人間味があります。また次世代への継承についても熟考され様々な人とのコミュニケーションを行う姿勢が印象的です。これからぜひご一緒させていただけることを心より楽しみにしています」

■ été 庄司夏子シェフのコメント
「ドン ペリニヨンというシャンパーニュは、私にとって特別な存在です。“時間の芸術”と称されるように、短期的な流行に左右されることなく、長期的な視点でシャンパーニュ造りに向き合い、その唯一無二の テイストを今日まで守り続けています。さらに、その味わいの奥には、今もわずか1%ほど、修道士ドン・ピエール・ペリニヨンが1668年から手がけた畑のブドウが使われており、オリジンが確かに息づいて います。まさに、彼のDNAを継承したアートピースだと感じています。ご一緒できることを、心より 光栄に思います 」

■日本のドン ペリニヨン ソサエティ メンバー

村田 吉弘(Yoshihiro Murata)
「菊乃井」2025年ミシュラン 三ツ星★★★
京都・祇園の老舗料亭「菊乃井」の長男として生まれ、大学在学中、フランス 料理修業のため渡仏。卒業後、名古屋の料亭「か茂免」で研鑽を積み、1976年「菊乃井木屋町店」を開店。日本料理を正しく世界に発信し、公利のために料理を作ることをライフワークとして活動をする。2012年「現代の名工」「京都府 産業功労者」、2013年「京都府文化功労賞」、2014年「地域文化功労者(芸術 文化)」、2017年「文化庁長官表彰」、2018年「第5回食の新潟国際賞 佐藤 藤三郎特別賞」「黄綬褒章」「文化功労者」2024年「第56回食品産業功労賞」を受章した。
成澤 由浩(Yoshihiro Narisawa)
「NARISAWA」2025年ミシュラン 二ツ星★★
、ミシュラン グリーンスター 日本の里山にある豊かな食文化と先人たちの知恵を探求し料理で表現する、 "Innovative Satoyama Cuisine" イノベーティヴ里山キュイジーヌ "( 革新的   里山料理 ) という NARISAWA 独自のジャンルを確立。自然への敬意、心と体に有益で、環境に配慮した持続可能な美食“ Beneficial and Sustainable Gastronomy” を発信し続けている。 2010 年スペインの世界最高峰の料理学会 Madrid Fusionで「世界で最も影響力あるシェフ」に選出。 2018 年 国際ガストロノミー学会で 日本人史上初グランプリ受賞。2019 年 G20 大阪サミットの首脳晩餐会では料理を担当。「ワールド 50 ベスト レストラン」に14 年間連続で選出されている。
齋藤 孝司(Takashi Saito)
「鮨 さいとう」
高校卒業後、銀座の有名鮨店で研鑽を積み、2000年「鮨かねさか」に入店。2004年に『鮨かねさか』赤坂店を任され、2007年に同店を「鮨さいとう」に改名し 独立。まもなくミシュラン一ツ星、2009年三ツ星を獲得、2019年まで10年間 維持したのちに返上。2018年「フォーシーズンズホテル香港」に出店したのを 皮切りに「鮨さいとう」やプロデュース店など現在までに7店舗を展開。後進の育成にも尽力している。
高田 裕介(Yusuke Takada)
「La Cime ラ・シーム」2025年ミシュラン 二ツ星★★
辻調理師専門学校卒業後、フランスでの修業を経て2009年に帰国。2010年、 自身の哲学を表現する場を立ち上げ、2012年にミシュラン一つ星を獲得。2016年に二つ星へ昇格し、2025年もその評価を維持している。 日本各地の食材や発酵、乾物、節類などの古来の知恵を深く掘り下げ、そこに世界の技法と感性を重ね合わせて、新たな表現を生み出す。四季のうつろいや香り、風土に根ざした素材の声に耳を傾けながら、“日本でしか生まれえない 料理”を追求している。
2025年も引き続き「アジアのベストレストラン50」でも8位に選出。世界における日本料理の新しい可能性を示し続けている
庄司夏子(Natsuko Shoji)
「été(エテ)」
駒場学園高等学校 食物調理科を卒業後、「ル・ジュー・ドゥ・ラシエット(現「レクテ」)、「フロリレージュ」を経てオーナーシェフとして独立。2014年24歳でスイーツ専門店として「été」を開業。季節のフルーツを贅沢にあしらった完全予約制のケーキを販売する『フルール・ド・エテ』が「幻のケーキ」と話題に。2015年 一日一組の完全紹介制レストラン「été(エテ)」をオープン。2020年「アジアのベストレストラン50」でアジアのベスト・パティシエ賞  受賞、2021年日本人女性シェフとして初めて、Asia ’ s Best Restaurantsに   ランクイン。2022年同アジアの最優秀女性シェフ賞を受賞